タイパとコスパ-最短距離と効率-
どうも!!
レガーレ代表の薄井です。
気が付けば6月。
今年も早いもので、
1年の折り返し地点となりました。
毎年この時期になると思うのですが――
40代に入ってからというもの、
本当に時間が過ぎるのが早い(笑)
ついこの前、
「あけましておめでとうございます!」
なんて言っていた気がするのですが、
気付けばもう半年が経過。
もはや時間の流れがバグっております。
年初に目標を立てた方にとっては、ここからが後半戦。
皆さまの進捗はいかがでしょうか?
ちなみに僕自身も、
年内までにどうしても成し遂げたい
“一大プロジェクト”を抱えております。
そろそろ焦りも感じ始める時期。
自分自身に適度なプレッシャーを掛けながら、もう一段ギアを上げていかなければならない――
そんな今日この頃でございます。
さて、
「社長マガジン第三話」
今回のテーマは――
【タイパとコスパ -最短距離と効率-】
です。
最近は、
「タイパが良い」 「コスパが良い」
という言葉を聞かない日がないほど、効率が重視される時代になりました。
もちろん、効率化そのものは素晴らしいことです。
僕自身も事業を行う中で、その恩恵を数え切れないほど受けています。
ただ―― 最近、この、、
「タイパ、コスパ至上主義」
的風潮に少しだけ違和感を覚えるようになりました。
もしかすると僕たちは、
効率を求めるあまり、
人生の中にある
“本当に大切なもの”
まで省略してしまっているのではないか。
そんなことを考える機会が増えています。
今回はそんな、
「効率」と「非効率」
について、 僕なりの考えを、今回も少々暑苦しく(笑)
熱量を込めて綴ってみたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
では、いってみましょうーー!!
満たされるのは外側だけ
今では当たり前のように定着している
「コスパ」 「タイパ」
という言葉。
皆さんは、この言葉をどのように捉えているでしょうか?
「みんなが言っているし、何となく得をしそう」
「そういう考え方が賢い生き方なんだろう」
そんな空気感の中で、深く考えずに使っていることも少なくないのではないでしょうか。
「それってコスパ良くない?」
「めちゃくちゃタイパ悪いでしょ(笑)」
今や日常会話の中でも当たり前に使われる
言葉になりました。
ですが僕は最近、 この言葉だけが独り歩きしていて、その本質について考える機会は意外と少ないのではないかと感じています。
実は僕自身も、ひと昔前までは
「100円ショップ最強説」
を本気で唱えていました(笑)
①安い
②便利
③必要十分
これ以上何を求めるのか??
そんな考え方です。
でも、ある時から不思議と魅力を感じなくなりました。
確かに商品としての役割は果たしている。
機能としても成立している。
しかし一方で、
「すぐ壊れる」
「壊れても仕方ない」
「安いんだから当然」
そんな空気感に、どこか違和感を覚えるようになったのです。
これは食事で例えるなら、
ファーストフードやコンビニ弁当に少し似ているのかもしれません。
確かにお腹は満たされる。
時間も節約できる。
手軽で便利です。
でも――
心はどうだろう?
そんなことを考えるようになりました。
もちろん、ファーストフードもコンビニも素晴らしいサービスです。
僕も普通に利用します(笑)
ただ、
満たされるのは“外側”だけで、
“内側”は別の何かを求め続けている。
そんな感覚があります。
僕個人の感覚で言うなら、 満たされないものを満たそうとして、さらに渇いていく。
そんなイメージです。
暑い夏の日の海水浴場でビールを飲む。
一瞬は最高に気持ちいい。
一瞬は最高に美味しい。
でもまた喉が渇く。
(利尿作用)
だからまた飲む。
そしてまた渇く。
気持ち悪くなる。。。
(例えがちょっと違うかも、、、)
効率も便利さも素晴らしい。
でも、それだけでは埋まらない何かがある。
最近、そんな風に感じています。
加速する最適化の裏側
世の中を見渡すと、
情報は溢れ、
あらゆるものが「最適化」される時代になりました。
結果を出すために、
いかに無駄なく、
いかに効率よく、
行動するか。
そんな価値観が、当たり前のように浸透しています。
例えば――
・効率よく勉強して受験に合格する
・効率よく組織を運営し利益を最大化する
・動画を2倍速で視聴して時間を節約する
・ネットスーパーやデリバリーで移動時間を削減する
などなど。
便利になったこと自体は
素晴らしいことです。
実際、
僕自身もその恩恵を沢山受けています。
ただ最近、
「そもそも、なぜここまで効率が求められるようになったのだろう?」
そんなことを考える機会が増えました。
もちろん要因は一つではありません。
ただ、
僕なりに考えて一つの結論が出ました――
「競争の激化」
これが大きな理由の一つだと思っています。
資本主義社会では、
企業同士が常に競争しています。
昔は主に「商品」を巡る競争でした。
・どちらが安いのか。
・どちらが高品質なのか。
・どちらが便利なのか。
そんな勝負です。
しかし2000年頃からインターネットが一般家庭へ普及し始め、
さらに2010年以降、スマートフォンが急速に広がりました。
すると競争の舞台が変わります。
商品だけではなく、
「時間」 そのものを巡る競争が始まったのです。
あまり馴染の無い言葉だと思いますが、
これを――
「アテンション(注意・注目)競争」
と呼びます。
簡単に言えば、
「いかに人の時間と意識を獲得するか」 という戦いです。
そこへさらに拍車を掛けたのが、
YouTubeやSNSをはじめとした巨大プラットフォームの存在です。
現代では企業同士が、
商品を買ってもらう競争だけではなく、
皆さんの“可処分時間”を奪い合う競争をしています。
-通勤時間-
-待ち時間-
-休憩時間-
-就寝前の時間-
ほんの少しの隙間時間ですら、
様々なコンテンツが私たちの注意を引こうとしています。
つまり今は、
「いかに商品を売るか?」 だけではなく、
「いかに時間を使ってもらうか」 を競う時代になったということです。
そして、その競争が激しくなればなるほど、
私たちは知らず知らずのうちに
「もっと効率的に」
「もっと最短で」
という価値観へ引っ張られていくのかもしれません。
ミイラ取りがミイラになる
【隙間時間を埋めないと不安になる】
「あっ……それ私だ。」
と思った方。
おめでとうございます㊗
残念ながら、
あなたは立派な「タイパの騎士」です。
安心してください(安村風)
僕もです(笑)
実はこの記事を書いている途中で、
「あれ……
これ、ほぼ自分のことじゃないか?」
と気付いてしまいました。
もはやブログを書いているのか、
自分自身への説教を書いているのか分かりません。
特に事業を始めてから、この傾向はどんどん強くなりました。
「この空き時間であれができる」
「ついでにこれも終わらせよう」
「今日のうちにここまで進めておけば明日は――」
気が付けば、頭の中は常にタスクだらけ。
24時間営業です。
しかも年中無休。
ブラック企業もびっくりです。
う~ん……
これはなかなかまずい。
最近、本気でそう思っています。
なぜなら、 すでに自分でコントロールできる範囲を超えている気がするからです。
言うなれば、
効率化のために走り始めたはずなのに、
いつの間にか効率に追いかけられている状態。
実はこれ、昔音楽をやっていた頃にも全く同じことがありました。
(一応、ギターで飯を食うことを本気で目指していた時期があります)
詳細は長くなるので割愛しますが、
結果から言うと、この状態は自分の首を絞めます。
そしてパフォーマンスも落ちます。
不思議なことに、 効率を求めれば求めるほど余裕がなくなり、
余裕がなくなるほど判断力も落ちていく。
完全に本末転倒です。
さらに厄介なのは、 その価値観を周囲にも求め始めることです。
・「何でもっと効率よくできないの?」
・「そんなやり方じゃ時間がもったいない」
・「あなたのせいで自分の時間が削られた」
そんな風に、
最初は効率を追い求めていたはずなのに、
気付けば人まで“効率”の物差しで評価するようになります。
もし心当たりがある方は要注意。
ダークサイドの入口は、
もう目の前かもしれません。
気付いた時には、 あなたも立派な
ダース・ベイダーです。
(フォースではなく、タイパに支配されています)
効率だけを信仰すると可能性を失う
ここまで色々と書いてきましたが、
誤解してほしくないことがあります。
僕は決して、
「効率なんて不要だ!」
と言いたい訳ではありません。
むしろ効率化は大切です。
事業をやる上でも、人生を生きる上でも必要な能力だと思っています。
今回お話ししたいのは、
効率の“良し悪し”ではなく、
効率というものが持つ
「特性」についてです。
そもそも効率化とは、
無駄を削ぎ落としていく行為です。
そしてここからが超重要――
削ぎ落とされる“無駄”の多くは、実は、
「他人の経験から導き出された答え」
だったりします。
先に進んだ人が、
「それは意味がなかった」
「それは遠回りだった」
「それは時間の無駄だった」
そう判断したものを参考にしながら、自分の行動を最適化していく。
これは非常に合理的な考え方です。
先人の知恵は偉大ですし、 実際に学ぶべきことも沢山あります。
僕自身も大いに参考にしています。
↑※哲学者プラトン先生※
ただ――
個人的には、
「疑いながら再現する」
くらいが丁度良いと思っています。
なぜなら、 先人にとっての正解が、 必ずしも自分に当てはまるとは限らないからです。
そしてもう一つ。
先人が見落としてしまった可能性を、
自分まで見落としてしまうかもしれない。
そんな危険性もあると思っています。
少し抽象的なので、具体例を出します。
今、世界で、
最も注目されているアスリートの一人。
大谷翔平選手です。
(例えのスケールが一般人の範囲を超えている件はご了承ください)
彼は長年、
「二刀流なんて不可能だ!」
と言われ続けてきました。
投手と打者――
どちらか一つに集中する方が効率的。
これは野球の常識でした。
実際――
行動科学やスポーツ理論の観点から見ても、
一つに絞った方が合理的です。
でも大谷選手は、
その“非効率”に挑戦しました。
そして結果として、
100年以上前のベーブ・ルース以来とも言われる、
本格的な二刀流を現代野球で実現してしまいました。
彼を突き動かしたものは、
効率ではなく、
「もっと上へ行きたい」
という純粋な探究心だけです。
そんな彼は、こんな言葉を残しています。
「先入観は可能を不可能にする」
「いやいや、それは大谷翔平だから出来たんでしょ(笑)」
僕も昔はそんな風に思っていました。
しかし彼は、
規格外の才能ばかりが注目されがちですが、
同時に“努力の鬼”としても有名です。
だからこそ、
彼が残した次の言葉には大きな説得力があります。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」
これは非常に効率的な考え方です。
一方で、
「成功するか失敗するかは僕には関係ない。それをやってみることの方が大事」
という言葉も残しています。
こちらはどうでしょう?
ある意味、とても非効率です。
結果が保証されていないことに挑戦するのですから。
でも僕は、 この二つの言葉の中に答えがあると思っています。
効率も大切。 非効率も大切。
どちらか一方だけでは足りない。
大切なのは、 その両方を持つこと。
そして、そのバランスを取ること。
そう考えると――
効率と非効率の正に「二刀流」が案外丁度良いのかもしれません♪
先に損ができる人が、
最後に大きな価値を手にする
また少し話は変わります。
僕が昔からリスペクトしている
人物の一人に、
日本人初のプロゲーマーとして知られる
「梅原大吾さん」
がいます。
先日、
動画配信の中で非常に興味深い話をされていました。
ある若手プロゲーマーが、
こんな質問を投げかけます。
「世界大会優勝を目指すのであれば、
最初から効率を重視して練習を
するべきではないでしょうか?」
非常にもっともな意見です。
僕も昔なら、
「その通りじゃない?」
と思っていたかもしれません。
しかし梅原さんは、その考えを一蹴します。
「まずは、
とにかくがむしゃらにやるべき!効率はその後」
そして続けて、
「効率を優先して辿り着いた答えは、
究極の結論ではない」
と語りました。
さらに、
「非効率を恐れず突き進む馬鹿だからこそ、誰も見たことのない結論に辿り着ける可能性がある」__とも
当然、後輩は困惑します。
「ちょっと何を言っているのか分かりません??(笑)」
すると梅原さんは、自身の過去を例に話し始めました。
今でこそプロゲーマーという職業は認知されています。
しかし彼が若かった頃は違いました。
ゲームはただの娯楽。
いくら上手くなっても、
・お金になる訳でもない。
・人から褒められる訳でもない。
むしろ、
「そんなことやっていて大丈夫か?」 と言われる時代です
人生を効率で考えるなら、
そんなことに時間を使うのは明らかに損。
普通なら途中でやめる。
もっと効率の良い道を選ぶ。
でも――
彼はやめなかった。
「俺は馬鹿だったから続けた」
そう笑いながら話していました。
そして結果として、
誰も想像していなかった
“プロゲーマー”
という道を切り拓いたのです。
この話を聞いていて、 僕は妙に納得してしまいました。
多くの人は、 先に「得」を求めます。
・時間を無駄にしたくない。
・失敗したくない。
・遠回りしたくない。
それは当然の感覚です。
でも、本当に価値のあるものを手にする人は、 案外その逆なのかもしれません。
・先に損をする。
・先に遠回りをする。
・先に誰も評価してくれない時間を積み重ねる。
その先にしか見えない景色がある。
大谷翔平選手も、梅原大吾さんも、
まさにそれを体現している人達だと僕は感じています。
だからこそ、効率は大切。
でも効率ばかり追い求めてはいけない。
非効率の中にこそ、 まだ誰も見たことのない価値が眠っているのかもしれません。
人生における非効率の価値
人生を効率化する。
それ自体は決して悪いことではありません。
むしろ限られた時間を有効に使うためには、とても大切な能力だと思います。
ですが――
人生はゲームではありません。
攻略本もありません。
最初から答えが分かっている訳でもありません。
だからこそ面白い!
遠回りしたから出会えた人。
失敗したから得られた経験。
無駄だと思っていた時間。
後になって振り返ると、
そういったものが人生を豊かにしてくれていたりします。
実は僕自身も事業を始める前、
・固定店舗で飲食店を始めるのか?
・キッチンカーで始めるのか?
で悩んだ時期がありました。
結果として選んだのはキッチンカー。
理由はシンプルです。
「こっちの方が面白そうだったから」
固定店舗の方が、
経験もあり、
知識もあり、
再現性も高い。
効率だけを考えるなら、
そちらが正解だったと思います。
でも僕は「挑戦」がしたかった。
だから、あえて非効率を選びました。
結果として、
・パンデミック
・車両の滅失
・出店場所の消滅 色々な出来事に巻き込まれました(笑)
それでも後悔は一度もありません。
むしろ、その過程こそが今の自分を作ってくれたと感じています。
効率は素晴らしいものです。
ですが、
効率=〇
非効率=✖
そんな単純な話ではありません。
もしかすると人生を大きく変える出来事は、
効率の外側に転がっているのかもしれません。
皆さんもぜひ一度、
「人生における効率とは何か?」
そんなことを考えるきっかけにしていただけたら嬉しく思います。
-あとがき-
え~~~~~~~~っと……
まずは――
長い!!!!
(あとがきまで長い)
ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます(笑)
ちなみにこの記事、 書くのに想定の10倍くらい時間が掛かりました💦
しかも恐ろしいことに、 これでもかなり内容を削っています。
当初は今の1.5倍くらいの長さになる予定でした。
途中で
「いや、これは流石に読者が途中で遭難するな……」 と思い、
泣く泣くカットしました(笑)
タイパ最悪です。
もはや今回の記事そのものが、非効率の塊みたいな存在になっております(笑)
さて、 皆さんは今回のテーマである
「タイパ」 「コスパ」
について、どのように感じたでしょうか?
改めて立ち止まって考えてみると、普段は見えていなかった景色が少し見えてくる気がします。
そして何より、
この記事を書きながら僕自身が一番、
「効率って何だろう?」
と考えさせられました(笑)
正直な話、今の時代にはAIがあります。
テーマを入力して、
記事を作って、
コピペする。
それだけでも、それなりの文章は完成してしまいます。
実際、効率だけを考えるなら、その方が圧倒的に優秀です。
でも僕は、それだけではつまらない!
外見は整う。
読みやすくもなる。
でも、
自分の想いまでは乗らない。
そして何より、
そんな小手先のテクニックだけで作った文章を、
時間を割いて読んでくださる方に対して、どこか失礼な気がします。
(もしChatGPTの方が面白かったら、その時は素直に負けを認めます(笑))
だから今回も、
頭を悩ませながら、
時間を掛けながら、
自分の言葉で書きました。
一見すると、とても非効率です。
でも僕にとっては、
決して無駄ではありません。
こうして考えたことや感じたことを言葉に残すことは、
未来の誰かにとっての財産になるかもしれないからです。
前回、前々回と同じく、
今回のテーマも時代が変わっても大きくは変わらない、
人間の本質に関わる話でした。
数年後、 あるいは何十年後かに、
誰かがこの文章を読み返した時、
「あぁ、こんな考え方もあるんだな」
そう思ってもらえたら嬉しいです。
だからこそ、この時間を無駄だとは思っていません。
そして、この長い文章の中に一つでも心に残る言葉があったなら、
それ以上に嬉しいことはありません。
では、長くなりましたのでそろそろ、、
また次回お会いしましょう!!
サバカレー!?!?!?
いや、 サラダバー!!(さらばだー)
※最近、自分でもこの締め方が正解なのか分からなくなってきました(笑)
※でも、正解を求めすぎるのも良くないので、このまま続けます。